e・g・g・o0050 秋山 はるか 個展 てのひらの現場
◆会期
2015年12月10日(木)~19日(土) 10:00~18:00(会期中無休)
◆作家来廊日
12月10日(木)~12日(土)、17日(木)~19日(土)在廊予定(都合により変更の場合あり)
◆展示内容
A4・B4・A3・B3・A2・B2サイズ作品、10点以上を予定
この度、「 e.g.g.o0050 秋山はるか個展 てのひらの現場」を開催致します。
陶芸の素材を用いて、空間と記憶の接点から生まれる形について作品を展開する秋山先生多様な雰囲気の陶芸作品が集結致します。軽やかな無限空間を是非この機会にご高覧下さいませ。
<作品モチーフ・コンセプト>
私の制作は、一つの星や大陸、島のスケールからすると比べ物にならないくらいささやかで、粘度10kgの重みは一つの小さな島の何億分の一よりも少ない。
けれど、 このささやかな軽さの中に作業を重ね、焼成を繰り返し、軽さの内側に時間の重みを加える。
無機物である粘度の塊に、少しずつ有機的な変化が現れ、ただの土の塊だったものに見えない気配が宿り始める気がする。
手の上で作られるひとかけらの容積や、具体的な重さは決して変わらないけれど、 目に見えない広がりは作業を重ねるうちにどんどん大きくなる。
小さな粘土を目の前に、無限のスケールを閉じ込めるようなもの作りを目指している。
<作家より展覧会へ向けて>
私の体温は平熱36度5分。その体温をはるかに越える温度を受け止める土が、窯の中で変化を越えていく様子をじっと観察しました。
生み出された、かたちは熱に炙られ、たわみ、表面は沸騰したようになり、内側はとろけ、小さなスケールの中にどきっとするようなダイナミズムが感じられます。
何かを詰め込もうと思う中で、何も詰めずにただ、なるようになる様を見つめ、それがふとした時に、私の生活、私が生きるという次元のどこかにリンクするのではないかと思っています。
■プロフィール
1986年 高知県生まれ 京都在住
2008年 京都教育大学教育学部造形表現専攻卒業
2011年 京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻修了
陶芸の素材を用いて、空間と記憶の接点から生まれる形について作品を展開
■受賞歴
2011年 京都市立芸術大学制作展 同窓会賞(京都市美術館)
その他入選多数
■個展・グループ展
2008年 「三国演義 日中韓現代陶芸新世代交流展」(南風古灶陶芸博物館/中国 広州廣東省佛山市)
2009年 「アジア現代陶芸・新世代の交感展」(愛知県陶磁資料館/愛知)
2010年 「はこのまち」(graffiti gallery/高知)
2012年 「遠くのけしき」(Galeria Punto/兵庫)
2013年 「かたちのしま」(京都陶磁器会館/京都)
2014年 「星にさわる」(同時代ギャラリー/京都)
その他個展・グループ展多数