嚆矢祭-其之九十六- 植葉 香澄 展
◆会期
2015年11月14日(土)~23日(月・祝) 10:00~18:00(会期中無休)
◆作家来廊日
会期中土曜・日曜・祝日在廊予定(都合により変更の場合あり)
◆展示内容
陶芸作品10点程を予定
この度、「 嚆矢祭-其之九十六- 植葉香澄展」を開催致します。
日本の伝統的な紋様や技術を生かし、艶やかな質感を生み出す陶芸作家。
豊かな発想で愛らしい魅力の世界を繰り広げます。
代表シリーズ、キメラも出展予定となります。是非この機会にご高覧下さいませ。
<作家紹介コメント>
『植葉さんの健闘を祈る』
「熟成されて紋様ともなった伝統的な視覚象徴をまとった、数奇な生体に潜む力を鮮やかに具現して見せる陶彫。それはポップ調を漂わせてギラギラするが、キメラのような神話なども登場して国際性を増し、現代的な香りもする。次は何が出て来るのだろうか」
少し長いし堅いが、これは昨年11月刊行の『美術フォーラム21』30号(社団法人美術フォーラム21)に、「作家との対話」として植葉さんをお願いした時のタイトルである。
それでその時書いていて思ったのだが、そのぐい呑みで酒を飲んだらどんな感じがするだろうかとか、こんな感じの茶碗や壺をうまくこなせる茶人はいるだろうかとか、いろんなことを考えた。それほどに植葉さんは前衛的でありながら、身近に感じられた。
このような作家をなぜ書くことになったのかというと、同誌の特集が「現代美術の歴史学―戦後の日本」ということになって、可能な限り若い作家で陶芸家を探すことになり、かつてパラミタミュージアムの「第3回パラミタ陶芸大賞展」(2008年)で見た植葉さんを思い出し、お願することになった次第である。このように若い作家のことを書いたことがなかった私は、少々戸惑ったが、すんなりと一気に書き上げることができた。
【原田平作】
■プロフィール
2001年 京都市立芸術大学美術学部陶芸科卒業
2002年 京都市産業技術研究所陶磁器コース修了
2003年 京都府陶工高等技術専門学校図案科卒業
■受賞歴等
2011年 京都府文化賞奨励賞
2012年 京都府芸術新人賞
2015年 京都新鋭選抜展毎日新聞賞受賞
■個展・グループ展
2009年 装飾の力展(東京国立近代美術館工芸館)
2010年 Take Action Foundationで奈良良智さんと共同制作
その他、個展・グループ展多数