e・g・g・o 0062 服部由空展 さとがすみ / HATTORI YUKU EXHIBITION
■会期
2018 / 3 / 29 Thu ~ 4 / 7 Sat
大雅堂1F展示室 ※入場無料
作家来廊日:3 / 31 Sat、4 / 1 Sun、7 Sat (都合により変更の場合あり)
■展示内容
0号~50号、120号の大作を含む15点程度を予定
この度、「e・g・g・o 0062 服部由空展 さとがすみ」を開催致します。
自然と生物が共生する空間「里山」を制作のメインモチーフとしている服部由空。生物との「共生の美」を表現する彼は、地元・近江雁皮紙の上で太陽の光をたっぷりと浴び、 雨と風の恩恵を受けた里山の表情を生き生きと描写します。 この機会にぜひご高覧下さいませ。
<展覧会に向けて>
移ろう春霞にあふれるような大気、青葉を潤す朝露、今日も良い日だとやさしく目覚めさせてくれるような朝光。何気のない日常の里山の情景にひっそりと輝く美を感じます。
和紙そのものの風合いを活かすと共に、和紙の多様な造形から生み出される皺や気泡、植物繊維などの表情を里山の空気感に見立て「霞」を表現しました。 地元である滋賀の近江里山を、滋賀の工房で漉かれる近江雁皮紙で描きます。 絵画で織り成す里山の霞―さとがすみ―に包まれるような空間を体感していただければ幸いです。
<日頃の制作のモチーフやコンセプト>
自然と人間がともに生活を営む空間概念である里山。その共生空間でいくつもの生命の息遣いや気配などが響き合うように取り巻いている「生」の実感を、里山から生まれ人々の暮らしに根付いてきた素材である和紙を用いて表現する。
服部 由空
■プロフィール
1991年 滋賀県生まれ
2014年 成安造形大学 芸術学部芸術学科イラストレーション領域 卒業
2015年 京都造形芸術大学大学院研究助成 取得
(採択課題:絵画表現における近江雁皮紙を中心とした和紙の可能性)
2016年 京都造形芸術大学大学院 芸術研究科修士課程日本画分野 修了
■展覧会・受賞歴
2012年 個展(ギャラリーフォレスト / 滋賀・成安造形大学)
湖国を描く絵画展 入選('13年 同)
2013年 京都市美術館開館80周年記念展 京展 入選
アートムーブ絵画コンクール カフェ・ド・マルシェ賞
2014年 物質から再考する物語(T-Art Complex / 東京)
2016年 −さとそら−服部由空・山影広野 二人展(新生堂 / 東京)
淡海の夢2016風景展 クサカベ賞(’17年 賛助出品)
2017年 公募 − 日本の絵画2016 − 入選
第4回グループホライゾン(高島屋美術画廊/日本橋店・横浜店・大阪店)
千住博と銀河のスターダム展(近鉄百貨店/奈良店)
2018年 美術新人賞デビュー2018
入選 他、グループ展 多数